GM、米国2工場に240億円投資…次期主力セダン生産へ

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フェアファックス工場
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GMは21日、米国カンザス州フェアファックス工場とミシガン州デトロイトのハムトラマック工場へ、総額2億5700万ドル(約240億円)を投資すると発表した。次期シボレー『マリブ』の生産体制を整える。

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フェアファックス工場は現在、シボレー『マリブ』とビュイック『ラクロス』というGMの2大ベストセラーセダンを生産。2010年第1四半期(1 - 3月)、マリブは4万9000台以上、ラクロスは1万4000台以上を販売した。

好調な需要を受け、GMは2010年2月、同工場にサードシフトを導入。約1050名を追加雇用し、現在、トータル3800名以上が働いている。

また、ミシガン州デトロイトのハムトラマック工場は、シボレーマリブの他に、ビュイック『ルセーン』、キャデラック『DTS』を生産中。年内には新型プラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』の組み立ても開始する。

GMは今回、両工場へ2億5700万ドル(約240億円)を投資し、次期マリブの生産準備に入る。投資額の内訳は、フェアファックス工場が1億3600万ドル(約127億円)、ハムトラマック工場が1億2100万ドル(約113億円)だ。これはGMがこの9か月間に、総額15億ドル(約1400億円)を投資して、生産設備の増強を図るプランの一環である。

GMのエドワード・ウィッテーカー会長兼CEOは、「販売は上向き。我々は工場の設備増強に向けた投資を行い、新たな雇用を創出する」とコメントしている。

《森脇稔》

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