日本自動車工業会の青木哲会長は23日、最後の定例会見を開き、2008年5月以来の任期を「大変な変化のあった2年間」と振り返った。
任期中、一番印象に残ったのはやはり「リーマンショックを機にした経済環境の悪化」を挙げ、自動車各社の業績は「懸命な努力で改善しつつあるが、まだ回復途上」と語った。
また自動車諸税の簡素化・軽減については、今年度から自動車重量税がわずかに軽減されるなど「一部では風穴があいた」と評価。しかし「(抜本見直しが)達成できなかったのは残念」と述べた。
また自工会が主催する東京モーターショーについても「昨年のショーは盛り上がりに欠け、残念だった」とし、「心機一転、素晴らしいショーとなるよう検討を進めている」と語った。