【北京モーターショー10】VW、エコ運転を啓発するパンフレットを配布

自動車 ニューモデル モーターショー
VWブース
VWブース 全 7 枚 拡大写真

25日に一般公開を迎えた北京モーターショー。中国市場最大のメジャーブランドであるフォルクスワーゲンは、会場で「Think Blue」というパンフレットを配っていた。

画像7枚:VW配布パンフレット「Think Blue」

これはエネルギー消費を抑えるための運転テクニックやクルマの使用パターンについて書かれたもの。静かでスムーズな運転がドライバーの心身にも環境にも良いことを知り、心がけること、走行中はなるべく早くトップギアに入れ、急加速が必要ない場合は1速から3速とギア飛ばしも活用すること、下り坂ではアクセルを踏まず燃料カットを使うこと…と、9項目のチェックポイントが書かれ、それらのワザがそれぞれ市街地、高速道路でどれだけ有効性が高いかが5段階で表示されている。

エコドライブに慣れたユーザーにとっては耳慣れた情報だが、中国でこの種の啓発を行うのは石油の消費量を抑えるうえで非常に重要だ。中国の路上は、クルマの普及が進み始めて一般ドライバーが増えた今日でも、まさに交通戦争という状態。急激な加減速を繰り返し、少し車間が開くと他のクルマに入られないよう猛然と走り、合流では本線車道と合流路のクルマがつば迫り合いを演じるなど、エコロジー、省エネルギーの概念がまったくと言っていいほど存在しない。

フォルクスワーゲンのエコドライブ啓発は、そんな今日の中国のドライバーにもっとも必要とされているものだと言えよう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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