中国の力帆汽車(LIFAN)は23日、北京モーターショーにおいて、力帆『320』の新バージョンを公開した。
力帆汽車は昨年4月の上海モーターショーにおいて、力帆320を発表。「BMWグループのMINIに似すぎている」と、欧米メディアに酷評された。これに懲りることなく、力帆汽車は今年の北京モーターショーで、320の進化バージョンを披露した。
進化のポイントはエクステリア。前後バンパーをガードバー風デザインに変更し、フェンダーアーチにエクステンションを追加した。MINIは今年3月のジュネーブモーターショーにおいて、ブランド初のSUV、『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)を発表しているが、力帆汽車はMINIの最新トレンドを素早く取り込んだといえる。
今年の北京モーターショーでは、中国メーカーの模倣ラッシュは鳴りを潜めたと言われる。しかし、この力帆320を見る限り、まだまだ中国に著作権という概念が浸透するには時間がかかりそうだ。