日本自動車工業会が発表した2009年度の自動車輸出実績によると、四輪車の輸出台数は前年度比27.1%減の408万6631台と大幅に落ち込んだ。
国内生産に占める輸出の割合は46.1%で、前年度の56.0%から9.9ポイントダウンした。
輸出は先進国向けの需要低迷が影響して2年連続のマイナスとなった。アジア向けは同3.3%増と前年を上回ったが、主力の北米が同17.8%減、欧州向けが同42.8%減と不振だった。中近東向けも同40.1%減、中南米向けが同34.4%減だった。
車種別では、乗用車が同26.0%減の363万4005台と2年連続でマイナスとなった。トラックも同36.3%減の35万4985台と2年連続の前年割れ。バスは同27.2%減の9万7641台だった。
輸出金額は車両分が813億3242万ドル、部品分が318億7995万ドルで総額が1132億1237万ドル、同16.3%減となった。