3人死傷の居酒屋突入事故の被告、起訴事実を全面容認

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今年1月、神奈川県横浜市緑区内にて軽乗用車を酒気帯び状態で運転中に暴走事故を起こし、居酒屋に突っ込んで3人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷などの罪に問われた44歳の男に対する初公判が4月28日、横浜地裁で開かれた。

起訴状によると、問題の事故は2010年1月29日夕方に発生している。横浜市緑区鴨居5丁目(N35.30.22.1/E139.33.59.5)付近にある居酒屋に暴走した軽乗用車が突入。店内にいた55歳の男性客が直撃を受け、全身強打でまもなく死亡、57歳と17歳の男性が重体となった。

クルマを運転していた大和市内に在住する44歳の男は酒に酔った状態で、呼気からは高濃度のアルコール分を検出したために警察はこの男を逮捕。一時は危険運転罪の適用も視野に入れた捜査が行われていたが、検察は後に自動車運転過失致死傷や道路交通法違反(酒気帯び運転)などの罪で起訴している。

4月27日に開かれた初公判で、被告の男は起訴事実を全面的に認め、「飲酒運転になるかもしれないとは思ったが、酒が残っている実感が無かった。慎重にすれば運転しても大丈夫だと思った」などと陳述。飲酒運転を行った理由については「交際中の女性から子供が熱を出したと言われ、なんとかしなくてはならないと思った」などと述べた。

続いて行われた冒頭陳述で検察側は「被告は事故前日から当日の昼までの間、2回の仮眠を挟み、大量の飲酒を行った」と指摘。被告に対しては「交際を始めたばかりの女性に対し、いいところを見せようという意図があったのではないか?」と追及した。

《石田真一》

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