出光、米国西海岸の石油卸売事業を買収

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出光興産は6日、関係会社である米国の出光アポロコーポレーション(IAC)が、米国西海岸にあるニュー・ウエスト・ペトロリアム(NWP)の石油製品卸売り事業を6月1日付けで買収することで基本合意したと発表した。

国内では燃料油の需要減少が深刻で、今後も低レベルで推移する見通しだが、海外では今後も需要の拡大が見込まれている。出光興産は、海外市場での燃料油事業を拡大することで安定した収益の確保を図る方針だ。今回この一環として、米国西海岸に燃料油事業の拠点を確保するため、NWPから石油製品の卸売り事業を買収する。

米国では、石油製品の物流は主にパイプラインによって行われている。NWP社はカリフォルニア州、ネバダ州などでパイプラインとそれに繋がる14か所の陸上出荷タンクを利用して、年間で軽油約140万キロリットル、ガソリン約100万キロリットルを供給する米国西海岸で最大級の独立系卸売り会社。

NWPの販売規模は、出光の軽油、ガソリンの年間国内販売数量の約17%を占める。IACは、この事業を引き継ぎ、米国内での石油製品販売を拡大する。

出光興産グループは今後、米国での事業を起点に、中南米、環太平洋地域での石油製品販売事業を加速、グローバル展開していく。

《レスポンス編集部》

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