曙ブレーキ工業が発表した2010年3月期の連結決算は、最終利益が20億6100万円の黒字に転換した。前年同期は162億7700万円の赤字だった。
売上高は前年同期比18.2%減の1306億0400万円と大幅減収となった。年度初めの受注減に加えて為替換算が影響した。
収益では、人件費の削減、設備投資の抑制や固定費・経費の大幅な削減効果で、営業利益は46億6300万円、経常利益は26億7000万円と黒字転換した。
今期の業績見通しは、売上高が同48.5%増の1940億円、営業利益が同71.6%増の80億円、経常利益が同124.7%増の60億円、当期純利益が同45.6%増の30億円と大幅な増収増益になる見通し。