【サイバーナビ2010】燃費重視のエコ・ルート探索機能を追加

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カロッツェリア・サイバーナビ2010
カロッツェリア・サイバーナビ2010 全 6 枚 拡大写真

パイオニア・カロッツェリア『サイバーナビ』の2010年モデルでは、燃料消費量やCO2排出量の少ないルートを設定することができる「エコ・ルート探索」機能が新たに採用されている。

車両のスペックをナビにあらかじめ入力しておくことで、そのクルマにとって最適なルートを選ぶことができる。

エコ・ルート探索は、ユーザー自身が車検証に記されたクルマのスペック(全長、全幅、重量)などをあらかじめ入力することで、カーナビが「そのクルマにとって、最も燃料消費量の少ないルート」を選ぶというもの。事前のスペック入力以外は特別の操作は必要なく、以後は通常のルート設定を行うだけで、エコ・ルートも候補として示されるようになっている。

面白いのは推定値ではあるが「ガソリン代そのもの」が表示されるということ。これまで通行料金や所要時間をルート選択時の参考にすることはあっても、燃費までを参考にすることはできなかった。今度のサイバーナビは「現地までトータルでいくら掛かるのか」という把握が事前にできるようになったことで、ルート選択の自由度が格段に増した。

車種ごとに設定されるため、軽乗用車やリッターカーなどでは「加減速の多さが燃費に与える影響が少ないため、一般道を使っても最短距離で進むルート」が選ばれ、3ナンバーの大型車では「一定の速度をキープでき、可能な限り高速走行を持続させるルート」を選ぶなどの違いが出てくる。このアルゴリズムはパイオニアが独自開発した特許出願中の技術だという。ただ、現状ではエンジン車のみで、モーターを備えたハイブリッド車には対応していない。

もちろんこれまでのサイバーナビで好評だったスマートループ渋滞情報を加味したルート設定も可能だ。複数の手段を組み合わせることにより、サイバーナビは「最も燃費が安く、環境負荷の低いルート」から「最短距離」、「現地まで最速で到達するルート」まで選べるようになった。

《石田真一》

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