日産 リーフ、ハワイを先行販売エリアに指定

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リーフ
リーフ 全 3 枚 拡大写真

北米日産は5日、米国ハワイ州を新型EV『リーフ』の先行販売エリアに追加した。2011年初頭から、ハワイでリーフの納車が開始される。

リーフは、2009年8月にデビュー。5ドアハッチバックの専用ボディに、専用パワートレイン&プラットホームを採用。モーターは最大出力108ps、最大トルク28.5kgmを生み出し、前輪を駆動する。2次電池はラミネート型の小型リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は24kWh。最高速は140km/h、最大航続距離は160kmという性能だ。

充電はフロントノーズのソケットにプラグを差し込んで行い、家庭用200Vコンセントと急速充電器の2種類に対応。充電時間は200Vが約8時間。急速充電器なら約30分で80%までチャージできる。日本では4月1日から予約がスタート。販売は12月から開始され、政府の補助金適用後の実質価格は、299万円からとなる。

北米日産は4月20日、専用ウェブサイト登録者を対象に、リーフの正式受注を開始。米国でのリーフの価格は、3万2780ドル(約304万円)から。米政府による7500ドル(約70万円)の補助金が受けられるため、実質価格は2万5280ドル(約234万円)に下がる。受注開始から2週間で、8200名以上が手続きを終えた。

リーフはカリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州、アリゾナ州で、年末に先行納車がスタートするが、北米日産は今回、ハワイ州も先行販売エリアに指定。これは北米日産とハワイ州政府がEV普及に向けた共同プロジェクトを推進しているためで、ハワイ州では2011年初頭から、リーフの納車が開始される。

ハワイは米国本土から遠い離島のため、ガソリン価格が高いというデメリットがあった。これを解消するため、州を挙げてEVの早期普及を目指してきた事情がある。ハワイ州のリンダ・リングル知事は、「リーフの導入は、石油依存脱却からの第1歩」とコメントしている。

《森脇稔》

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