アウディ第1四半期決算…営業利益が30%増
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販売台数は、前年同期比25.9%増の26万4100台、すべての地域で2ケタの販売増を記録した。これにより2010年1 - 3月のグループの売上高は23.3%増の82億6000万ユーロ(2009年は67億ユーロ)となった。売上利益率(ROS)も5.8%(2009年は5.4%)となり、高い収益力を示している。
アウディは販売記録を達成した2008年に続いて、再び100万台の販売を目指すため、2010年は12モデルの新型車を投入する計画だ。これには新型『A8』、『R8スパイダー』、『A7スポーツバック』、『A1』などモーターショー等で発表されたばかりのものも含む。日本では11月にR8スパイダーを導入予定で、その他モデルは未定となっている。
中でもA1は、アウディとして初めて若い世代や都会のターゲットグループに訴求するエントリーモデル。8月の発売を前に、イギリスの自動車雑誌『What Car?』の読者投票で「もっともエキサイティングなクルマ」に選出されており、既に注目度は高い。多彩なカスタマイズオプションを設定するとしており、新たな顧客層の獲得により販売を拡大するねらいだ。
《宮崎壮人》