JXホールディングス、中期経営計画と長期ビジョンを策定

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新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合したJXホールディングスは、2010年度から3か年の経営目標・戦略を定めた「中期経営計画」と2020年度を目途とするグループのあるべき姿を示した「長期ビジョン」を策定した。

同社グループは、経営資源の最適配分・活用により、石油精製販売、石油開発、金属の各事業を併せ持つ世界有数の「総合エネルギー・資源・素材企業グループ」への発展を目指す。

中期経営計画(2010 - 12年度)の基本方針は「ベストプラクティス」をキーワードに、統合シナジーの実現、徹底的なコスト削減による石油精製販売事業の劇的な変革を実現するとともに、高収益部門へ経営資源を優先配分し、企業価値の最大化を図る。

数値目標では2012年度に経常利益3000億円以上、ROE10%以上、ネットD/Eレシオ(負債資本比率)1.0倍。3年間合計の設備投資は9600億円で、このうち戦略投資として6900億円を充当する。

2020年度を目途とする長期ビジョンでは、 新エネルギー関連事業を加えた世界有数の総合エネルギー・資源・素材グループに飛躍するため、既存事業で世界基準で高評価を得られる事業への変革を推進するとともに、新エネルギー関連事業の収益基盤を確立する。市況変動に左右されにくい安定した収益力を確立し、成長分野に戦略投資を継続する。

事業ごとの目標では、石油精製販売事業は、1日100万バレルにして需要に見合ったスリムで強靭な生産体制を構築する。石油開発事業ではオペレーターシップを主体に持続的に成長する石油開発会社を目指す。金属事業では、資源の確保とエコを軸とした事業を展開、自山鉱比率80%を目指す。新エネルギー事業として収益基盤を確立するため、燃料電池を年間30万台販売することを目標とした。

《レスポンス編集部》

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