VW、中国でDSGを生産開始

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フォルクスワーゲンは11日、中国の大連工場において、デュアルクラッチトランスミッション、「DSG」の現地生産を開始したと発表した。

2007年、現地法人のフォルクスワーゲングループチャイナは、「2010年までに現地生産車の燃費とCO2排出量を20%削減する」と宣言。その手始めとして2007年、中国市場に直噴ガソリンターボエンジンの「TSI」を投入した。その後、TSIエンジンの現地生産にも踏み切っている。

今回、フォルクスワーゲンはDSGの現地生産をスタート。子会社、VWオートマチックトランスミッションの大連工場において、7速DSGを年間30万基生産する。フォルクスワーゲンは同工場へ、総額4億ユーロ(約475億円)を投資。大連工場を拡張し、2012年には年産60万基体制へ移行する計画だ。

DSGを生産するのは、ドイツ・カッセル工場に次いで、大連が2番目。大連工場ではカッセル工場のエンジニアの指導の下、高い生産クオリティを追求する。フォルクスワーゲングループチャイナのWinfried Vahland社長兼CEOは、「DSGの現地生産は、重要な意味を持つ。中国でのシェアを拡大すると同時に、先進技術によって環境性能も高めていく」と語っている。

《森脇稔》

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