ブリヂストンは、子会社のPT.ブリヂストン・タイヤ・インドネシアがカラワン工場の乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)、小型トラック用ラジアルタイヤ(LTR)の生産能力を増強すると発表した。
自動車メーカー各社がアジアでの生産台数を増強しており、旺盛な需要が見込まれるのに対応する。総投資額は約43億円で、2012年上期までにPSR・LTRの日産3000本に増強する。工場の生産能力は日産約2万9400本となる。
カラワン工場は1999年に操業を開始した。PSR・LTRの生産工場で、インドネシア国内にタイヤを供給するとともに、北米や欧州などにも輸出している。
2007年8月に同工場の生産能力を日産8400本に増強すると発表し、2010年までに完了する予定だった。しかしグローバルでの需要増に対応するためには、さらなる能力の増強が必要と判断した。