[動画]BMW M3 GTS、ニュルブルクリンクを疾走

自動車 ニューモデル 新型車
M3 GTS
M3 GTS 全 6 枚 拡大写真

BMWは12日、欧州で『M3 GTS』の販売を開始した。動画共有サイトでは、M3GTSがドイツ・ニュルブルクリンクを走行する映像が公開されている。

M3 GTSはBMWの高性能車開発部門、BMW M社がモータースポーツから得たノウハウを応用して誕生させた『M3クーペ』のサーキット仕様。エンジンは排気量を362cc引き上げた4369ccのV型8気筒ガソリンで、アルミ&シリコン合金製クランクケース、8スロットルなどの専用チューンを実施。最大出力はプラス30psの450ps/8300rpm、最大トルクはプラス4kgmの44.9kgm/3750rpmを引き出す。

徹底した軽量化を受けているのも、M3 GTSの特徴。リアとリアサイドウインドウは、ポリカーボネート製に変更し、エアコン、オーディオ、ナビゲーションシステム、リアシートは省略された。この結果M3 GTSは、M3クーペよりも70kg軽い1530kgの車重を実現する。

トランスミッションは、パドルシフト付き7速2ペダルMTの「Mデュアルクラッチ」。M3 GTS は0-100km/h加速4.4秒、最高速305km/hと、M3クーペよりも、0-100km/h加速は0.2秒速い。

外観はフロントにリップスポイラー、リアに大型ウイングを追加。どちらもサーキットの特性に合わせて、角度調整ができる。室内はロールケージ、6点式シートベルト、消火器、キルスイッチと、モータースポーツに必要なアイテムを装備。バケットシートやアルカンターラステアリングも標準だ。

もちろん足回りも強化されており、専用サスペンションシステムは、減衰力や車高の調整が可能。大径ブレーキは前6ピストン、後ろ4ピストンで、タイヤはフロント225/35ZR19、リア285/30ZR19を履く。アルミホイールは、軽量なYスポークデザイン。軽量なチタン製エグゾーストシステムも採用された。

M3 GTSのドイツ価格は、11万5000ユーロ(約1350万円)。スポーツカー開発の聖地、ドイツ・ニュルブルクリンクを疾走する映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る