ロシアのスーパーカーメーカー、こんどは装甲車のようなSUV

自動車 ニューモデル 新型車
F2
F2 全 4 枚 拡大写真

ロシアのMARUSSIA(マルシャ)社は11日、モスクワで新型SUVの『F2』を公開した。同社初のSUVモデルである。

MARUSSIA社は、ロシアの新興メーカー。2008年に『B1』を発表し、スーパーカー市場へ参入した。B1は、コスワース製の3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(245ps)をミッドシップに搭載。チューブラーフレームシャシーにコンポジットボディを組み合わせる。地元ロシアだけでなく、欧州でも10万ユーロ(約1200万円)で販売中だ。

またMARUSSIA社は、2009年9月のフランクフルトモーターショーにおいて、『B2』を発表。アグレッシブなフォルムにコスワース製3.5リットルV6(420ps)を載せたスーパーカー第2弾だ。さらに、MARUSSIA社は、F1のヴァージンレーシングの公式スポンサーに名を連ね、メジャーブランドへの飛躍を目指している。

そんなMARUSSIA社の第3弾が、F2。同社としては、初のSUVである。スーパーカーのB2同様、F2も非常に斬新なフォルムを採用しており、ボディの面構成がはっきりした力強いデザインが特徴だ。

パワートレーンに関しては公表されていないが、コスワース製3.5リットルV6とフルタイム4WDの組み合わせと推測される。インテリアは、快適な移動空間を重視した仕上げ。インパネには、電動ウインチやトランスミッションのローモードスイッチが、機能的に配された。最新のマルチメディアシステムも標準装備されている。

販売は一般ユーザーだけでなく、軍や警察、消防などへの納入も予定。なんとなく装甲車のように見えるデザインも、そのせいかもしれない。MARUSSIA社は、「F2はどんな目的にも使え、あらゆる路面や天候下でも走破できる万能SUV」と、堂々のコメントだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る