【F1モナコGP】セーフティーカー4回の大混戦…可夢偉はリタイア

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
マーク・ウェーバー(写真=ブリヂストン)
マーク・ウェーバー(写真=ブリヂストン) 全 6 枚 拡大写真

伝統のモナコGPがモンテカルロ市街地コースで開催された。前日の予選でポールポジションを奪っていたレッドブルのマーク・ウェーバーが1コーナーでホールショットを奪い、さらに4度もセーフティーカーが入る混戦を難なく制しての自身モナコ初優勝。

チームメイトのベッテルも2位でフィニッシュし、これによってドライバーズポイントランニングは78点でウエバーとベッテルが、アロンソ(フェラーリ)を抜いて同点トップに躍り出ることとなった。また、そのモナコ表彰台には予選2番手から粘りの走りを見せたルノーのクビサも3位で登壇。奇しくもルノーエンジンがモナコGPの表彰台を独占する結果となった。

フリー走行でのクラッシュの影響から予選に出走できなかったアロンソ(フェラーリ)はピットスタート。すると早々にヒュケンベルグ(ウイリアムズ)がトンネル内でクラッシュし、ここまで暫定ポイントリーダーだったバトン(マクラーレン)もメカニックの人為ミスによるオーバーヒートで3周目にリタイアを喫する。この最初のセーフティーカー導入時にアロンソはタイヤ交換義務をさっさと済ませて追い上げを開始した。
 
31周目にはバリチェロ(ウイリアムズ)がクラッシュし、2度目のセーフティーカーラン。同じ周回に小林可夢偉(ザウバー)もマシントラブルでリタイアしてしまった。さらにそのクラッシュ場所の安全確保の為に3度目となるセーフティーカーが導入された。レースはウェーバーの独走で、このまま終わるかと思いきや、74周目にトゥルーリ(ロータス)とチャンドック(HRT)の2台が絡むクラッシュが発生。これによって4度目となるセーフティーカーがコースに導入された。
 
ファイナルラップまでセーフティーカーが先導する形でレースが進行したものの、セーフティーカーが最終コーナー手前でピットに戻った瞬間にシューマッハ(メルセデスGP)が6位走行中のアロンソのインに飛び込みポジションアップでフィニッシュ……と思いきや、この行為がスポーティングレギュレーション違反を問われて20秒加算のペナルティで12位に降格。メルセデスGPは、この処分を不服として上訴する構えだ。

シューマッハが上告の構えでいる以上は、リザルトは暫定扱いとなるが、現時点におけるモナコGPポイント獲得ドライバーは着順で以下の通り。ウェーバー、ベッテル、クビサ、マッサ(フェラーリ)、ハミルトン(マクラーレン)、アロンソ、ロズベルグ(メルセデスGP)、スーティル(フォースインディア)、リウッツィ(フォースインディア)、ブエミ(トーロロッソ)の10名。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る