VW、イタルデザイン買収か---伊大手デザイン開発会社

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フォルクスワーゲングループが、イタルデザイン・ジウジアーロ社を買収する方向であることが、欧州のメディアの報道で明らかになった。

イタリア・トリノ近郊に本拠を置くイタルデザイン・ジウジアーロ社は、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が1968年に設立。自動車メーカーとのさまざまな共作が有名で、ロータス『エスプリ』(72年)、フォルクスワーゲン『ゴルフ』(74年)、ランチア『デルタ』(79年)など、自動車史に残る名車をデザインしてきた。

欧州の複数のメディアによると、フォルクスワーゲンはイタルデザイン・ジウジアーロ社を買収する方向で最終調整に入っており、早ければ5月下旬には正式発表されるという。

買収の狙いは、ズバリ世界一。フォルクスワーゲングループは2018年までに、年間1000万台を販売し、世界一の自動車グループを目指している。グループ内には現在、10のブランドを抱え、今年だけでも60車種もの新型&改良モデルを発表する予定。不足するデザイナーやエンジニアを補強するため、975名の優秀なスタッフを擁するイタルデザイン・ジウジアーロ社を傘下に収めようというのだ。

初代ゴルフをはじめ、初代『パサート』、初代『シロッコ』は、いずれもイタルデザインの作品。果たして、フォルクスワーゲンとイタルデザインは、新たな関係を築くことになるのだろうか。

《森脇稔》

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