三菱 ミニキャブ など福祉車両3車種、車いすが転倒

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三菱自動車工業は20日、『ミニキャブ』『タウンボックス』および日産ブランドの『クリッパー』計3車種の福祉車両のテールゲートリフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2004年2月26日 - 12月7日に製作された149台。

車いす用油圧式リフトを架装した福祉車両で、車両床面位置検知用スイッチの防塵性が不十分なため、砂塵などの異物がスイッチ周辺に付着することがある。

また、油圧シリンダから染み出したオイルをリザーバタンクに戻すリターンホースがリフト使用時の屈曲の繰り返しにより損傷し、スイッチ部にオイルが垂れるおそれがあり、垂れたオイルが助長してスイッチ周辺部に砂塵等の異物が噛み込み、作動不良となる場合がある。

このため、リフトが床面まで上昇すると自動停止する機能が機能せず収納動作に移行し、リフトが傾いて車室内に車いすが転倒するおそれがある。

全車両、床面位置検知用スイッチを対策品と交換し、スイッチ設置部に防塵用カバーを装着する。また、リターンホースの取り付け位置を変更し、リターンホースを材質変更した対策品と交換する。

不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は怪我が1件起きている。

《レスポンス編集部》

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