三菱 ミニキャブ など福祉車両3車種、車いすが転倒

自動車 ビジネス 国内マーケット

三菱自動車工業は20日、『ミニキャブ』『タウンボックス』および日産ブランドの『クリッパー』計3車種の福祉車両のテールゲートリフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2004年2月26日 - 12月7日に製作された149台。

車いす用油圧式リフトを架装した福祉車両で、車両床面位置検知用スイッチの防塵性が不十分なため、砂塵などの異物がスイッチ周辺に付着することがある。

また、油圧シリンダから染み出したオイルをリザーバタンクに戻すリターンホースがリフト使用時の屈曲の繰り返しにより損傷し、スイッチ部にオイルが垂れるおそれがあり、垂れたオイルが助長してスイッチ周辺部に砂塵等の異物が噛み込み、作動不良となる場合がある。

このため、リフトが床面まで上昇すると自動停止する機能が機能せず収納動作に移行し、リフトが傾いて車室内に車いすが転倒するおそれがある。

全車両、床面位置検知用スイッチを対策品と交換し、スイッチ設置部に防塵用カバーを装着する。また、リターンホースの取り付け位置を変更し、リターンホースを材質変更した対策品と交換する。

不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は怪我が1件起きている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る