Mitsubishi Motors(Thailand)は20日、『トライトン』のアッパーアームに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2006年8月22日 - 09年2月23日に輸入された1085台。
前輪用サスペンションのアッパーアームで、2枚の板金プレートの溶接時の位置管理が不適切なため、板金プレートのアッパーアームボールジョイント取付穴位置がずれているものがある。このため、取付ボルトがかじり、締め付け力が不足してボルトが緩み、ボールジョイントが外れて走行不能となるおそれがある。
全車両、アッパーアームボールジョイントの取付状態を確認し、取付ボルトが脱落した状態、緩んだ状態、もしくは固着した状態である場合、またはアッパーアームのボルト取付穴に変形が認められる場合はアッパーアーム一式を良品と交換し、これらの状態が認められない場合は、ボルトを規定トルクで締め付け直す。
不具合発生はなく、社内情報で発見した。事故は起きていない。