新型フェラーリは『SA』…ピニンファリーナ創業家に捧ぐ

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車上がセルジオ、後列向かって左からパオロ、ロレンツァ、アンドレア(photo:Pininfarina)
車上がセルジオ、後列向かって左からパオロ、ロレンツァ、アンドレア(photo:Pininfarina) 全 6 枚 拡大写真

フェラーリのルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ会長は21日、トリノで行なわれたピニンファリーナ創業80周年記念式典で、次期フェラーリに、ピニンファリーナ名誉会長および前会長の頭文字にちなみ「SA」と命名することを明らかにした。

これはトリノ郊外カンビアーノの本社・兼研究開発センターで、来賓やマスコミ関係者約400名を前に明らかにされたもの。

「SA」の「S」は創業家2代目のセルジオ・ピニンファリーナ名誉会長。1926年生まれの今年84歳で、イタリア国会の終身上院議員でもある。

「A」は故アンドレア・ピニンファリーナ前会長。1967年生まれのアンドレアは3代目として同社の国際化に貢献したが、2008年8月、スクーターで出勤途中に乗用車と衝突し、死亡した。

モンテゼーモロ会長は21日午前、ヘリコプターで研究開発センターの庭に着陸。会場では、アンドレアの弟で現ピニンファリーナ会長兼CEOのパオロ・ピニンファリーナ氏とともに壇上に登った。

スピーチのなかで、フェラーリとピニンファリーナの長年にわたる関係に触れたあと、個人的にも交流の深かったピニンファリーナ歴代経営者に捧げるネーミング構想を明らかにした。ただし、どのモデルが対象かなど詳細については触れなかった。

なおモンテゼーモロとフェラーリは過去にも、フィアット創業家のジョヴァンニ・アニェッリ名誉会長が死去した2003年、同年の自社製F1マシーンに彼のイニシャルである「GA」と命名したことがある。

ちなみに、ピニンファリーナ80周年式典では、モンテゼーモロ氏の発言とは別に、2年前の夏に不慮の事故死を遂げたアンドレアに対し、来場者による敬意を込めた拍手が数十秒にわたって送られた。

《レスポンス編集部》

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