発電効率が世界最高 川崎重工のコジェネ向けガスタービン

自動車 ビジネス 企業動向

川崎重工業は、世界最高の発電効率と環境性能を持つ30MW級の発電用新型ガスタービン「L30A」を開発、今年7月から試運転を開始する。

同社は、ダイセル化学工業の姫路製造所網干工場にL30Aを原動機としたコージェネレーションシステムを設置、2012年度から実証運転を開始することでも合意した。網干工場に電力と熱(蒸気)を供給し、CO2削減に貢献する。

L30Aは圧縮機の高圧力比化、新開発の耐熱材料の適用、タービン冷却技術の改良などにより、同出力クラス世界最高である発電効率40%以上を達成する。コージェネレーションシステムでの総合熱効率は80%以上、コンバインドサイクル発電プラントでの発電効率は50%以上となっている。

独自開発のドライ低エミッション燃焼器により、窒素酸化物の排出量を15ppmと世界最高レベルに抑える。

L30Aは、分散型発電/コージェネレーションの大型機種分野に投入する予定で、これにより川崎重工のコージェネレーション用ガスタービンの製品ラインナップは500kW - 30MW級に拡大し、幅広い顧客ニーズに対応する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る