新日鉄と神戸製鋼、共同事業設備を新設へ

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新日本製鐵、神戸製鋼所は、製鉄ダスト系副産物のリサイクルと還元鉄を生産・利用する共同事業を推進するための設備を新設すると発表した。

共同事業は、鉄鋼を製造する過程で発生する副産物の製鉄ダストを再資源化することで、鉄源を安定的に調達するのが目的。新興国を中心とした鉄鋼需要の増大で、資源価格が高騰しており、自社で鉄源を調達する体制を構築する。

今回導入する設備は、製鉄ダストをドーナツ型の回転炉床式還元炉(RHF)で高温・短時間で還元して、還元鉄を製造し、同時に亜鉛などの金属類を回収する。RHFで還元処理した還元鉄や回収亜鉛を有効にリサイクルすることで、購入スクラップ、鉄鉱石などの主原料を代替し、亜鉛鉱石の資源も削減できる。

設備は新日鉄の広畑製鉄所構内に設ける。原料の処理能力は年間22万tで、設備の総投資額は約100億円。2011年10月から稼働する予定。

還元鉄は、新日鉄、神戸製鋼それぞれに供給するとともに、一部を新日鉄のグループ会社である、山陽特殊製鋼にも供給する。

《レスポンス編集部》

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