ニュージーランドでこのほど、世界初の霊柩バイクが出現した。サイドカータイプの霊柩車はあったが、二輪車ではおそらく初めて。各方面で大きな反響を呼んでいる。
この霊柩バイクを開発したのは、ニュージーランド・オークランド在住のデザイナー、マイク・プライス氏。生前、バイク好きだった人のために、「人生最後にふさわしい霊柩車を」という発想で、この霊柩バイクを完成させた。
この霊柩バイク、見た目はその長さに圧倒されるだろう。ボディは大きくストレッチされ、ボディ中央に棺桶の搭載スペースを用意。ライダーはその棺桶を守るように、前後に各1名が着座する。
エンジンは、ハーレーダビッドソン製の1350cc。最大200kgの棺桶を載せることから、パワフルなエンジンが選択された。エンジンはハーレーダビッドソンのほかBMW、トライアンフ、日本メーカーのものに対応する。油圧サスペンションを独自開発し、棺桶に伝わる衝撃を緩和。棺桶の搭載部分はスイッチ操作で、横にせり出し、積み下ろしに配慮している。
プロトタイプは数年前に完成していたが、このほど事業としてスタート、オークランド郊外のショッピングセンターに展示した。
この霊柩バイクの斬新かつ画期的なアイデア、動画共有サイトで紹介されている。