ホンダは26日、自動車リサイクル法に基づくフロン類、エアバッグ類、シュレッダーダスト(ASR)の2009年度再資源化実績を公表した。それによると、スクラップ・インセンティブの影響で、廃車台数が増加、3品目とも処理量は前年を上回った。
フロン類の処理量は、前年実績よりも5万7000台増え、37万8000台を処理した。
エアバッグ類は、前年実績よりも5万2000台増え、21万8000台を処理した。回収したエアバッグ類の再資源化率は94.2%で、法定基準である85%を大幅に上回った。
ASRの引取台数は、前年実績よりも5万5000台増え44万6000台を処理した。重量では、8万5000トンで、うち6万9000トンを再資源化した。ASR再資源化率は、81.6%となり、前年度よりも1.1ポイント向上した。2015年の基準値である70%を大幅に超えている。
3品目を処理するために要した費用は、前年実績よりも5億7193万円増え、40億6944万円となった。資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は、42億2413万円で差し引き1億5469万円の黒字となった。