スーパーカー、マクラーレンF1 が“誕生”20周年を祝う

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英国のマクラーレンオートモーティブは26日、90年代を代表するスーパーカー、マクラーレン『F1』が20周年を迎えたと発表した。

マクラーレンF1は、1990年に開発チームが結成された。F1のマクラーレンレーシングと同じグループ会社、英国のマクラーレンオートモーティブが、奇才ゴードン・マレー氏をデザイナーに起用し、誕生したのがマクラーレンF1だった。初公開は1992年5月。

マクラーレンF1は、F1参戦で得たノウハウを生かして開発され、BMW製6064ccV型12気筒(627ps)をミッドシップに搭載。市販車としては初のフルカーボンファイバーモノコック製ボディはわずか1140kgという軽さで、最高速は391km/hと、まさに「ロードゴーイングF1」と呼ぶにふさわしい性能を誇った。

フロント1、リア2という独自のシートレイアウトも大きな特徴で、当時の英国価格が54万ポンド(約1億円)というのも話題となった。また、レース仕様のマクラーレン「F1-GTR」が1995年のルマン24時間耐久レースで総合優勝を成し遂げ、そのパフォーマンスの高さを実証している。

英国のマクラーレン本社では、20周年を祝って、さまざまなバリエーションのマクラーレンF1を展示。マクラーレンのロン・デニス会長は、「マクラーレンF1は、当社の傑作のひとつである」と胸を張った。

マクラーレンによると、マクラーレンF1の動力性能は、自然吸気エンジン搭載の市販車としては、いまなお世界最高レベルにあるという。そんなマクラーレンF1のノウハウは、6月に正式発表される『MP4-12C』に受け継がれることになる。

《森脇稔》

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