【新聞ウォッチ】GM破綻1年、再建まだ道半ば

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年5月31日付

●社民連立を離脱、民主に首相退陣論、内閣支持下落19%(読売・1面)

●GM再建まだ途上、破綻1年黒字に転換、環境対応車「周回遅れ」(読売・7面)

●エチレン統合合意、三菱ケミカル・旭化成(読売・7面)

●盛況鉄ちゃん列車、こだわり特典魅力、旅の手段、目的に(朝日・7面)

●インタビュー環境戦略を語る:エコカーで保険割引、楽天インシュアランス・五味夏樹社長(毎日・7面)

●ランキング・カーナビ、1位・NV-SB360DAT 三洋電機(毎日・7面)

●オフロードで再出発、11月三宅島復興バイクR(東京・1面)

●「炭素繊維車」の材料開発、東大・東レなど、短時間で加工可能(日経・1面)

●重点分野選別、シンプル経営、フォードブランド売却再建前進(日経・7面)

●カーシェアに電気自動車導入、ユーピーアール(日経・9面)

ひとくちコメント

あの米自動車大手、ゼネラルモーターズ(GM)が連邦破産法11条を申請し、経営破綻してから6月1日で丸1年。メディアも「GM破綻この1年」を検証するレポートが目立つ。

30日付の毎日朝刊は「新生GM黒字転換」とのタイトルで、破綻後のGMと自動車業界の動きを追跡。記事では「債務免除で“身軽”になった新生GMは約3年ぶりに黒字転換し、オバマ政権も『順調な再建』ぶりを強調する」としながらも「経営の先行き不安は消えず、国有化脱却の道筋はまだ見えない」と疑問を投げかける。

きょうの読売も「GM再建まだ途上」として、約3年ぶりに4半期の黒字を確保したものの、「欧州の金融危機の影響が懸念されるほか、環境対応車への対応も『周回遅れ』で、再建はまだ道半ば」と指摘している。

1年前までは連日のように紙面を飾った米ビッグスリー。ここ数か月、トヨタ自動車の大規模リコール問題ばかりが取り沙汰されて、米国からのGM関連の配信記事は少なかったが、「国有化1年で予想を超す回復を示したのは確か」(毎日)である。

経営不振から一歩先に脱したフォードモーターとともに、2年目以降も「巨象の復活」を注視する必要がある。

《福田俊之》

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