三菱、特別保障期間を10年に延長…長期保有を支援

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RVR、i-MiEVは発売立上りまでさかのぼって「10年または10万Km特別保証延長」の対象となる
RVR、i-MiEVは発売立上りまでさかのぼって「10年または10万Km特別保証延長」の対象となる 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車は6月5日から、特別保証の期間を10年に延長するなどの新しい販売施策『三菱愛着プロジェクト』を展開する。

プロジェクトは、三菱の新車を購入したオーナーに長く安心して乗ってもらうためとしている。国内自動車メーカーで初となる最長10年10万kmの特別保証を実施する。従来は5年または10万kmだったのを10年に延長する。対象は新車購入ユーザーのみで、三菱系ディーラーでの保証延長点検を受けることが条件となる。今年6月以降の年式切替車種から対応する。

車の保有期間は年々伸びており、日本自動車工業会の調査によると新車購入から7年以上同じ車に乗り続けている人の割合は全体の55%を占めている。一般ユーザーは「できるだけ長く乗る」ことを想定して購入するクルマを選択する傾向が強まっているため、長期間乗ることを支援する制度を導入、顧客のニーズに対応する。

今回、ボディコーティングやルームクリーニング、ヘッドライトコーティングなどをメニューにした「リフォームサービス」に、中古車ベースの福祉車両「中古車リフォームハーティーラン」や顧客のクルマを架装する「愛車リフォームハーティーラン」をラインナップに追加する。長期間乗るため、顧客のライフステージやライフスタイルの変化に対応していく。

さらに三菱車ユーザーが気軽にディーラーショールームに来店してもらうため、キーレスエントリーキー電池交換無料サービスなどの特典を盛り込んだ「愛着クーポン」を配布する。

国内自動車市場は代替え中心の市場となっており、自動車を代替えしてもらうことで販売台数を確保している。そういう意味でも、自動車メーカーが長期間乗り続けることを積極的に支援する政策をとるのは異例だ。

《レスポンス編集部》

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