シート軽量化に貢献する薄型トルクダイオード、NTNとシロキが共同開発

自動車 ビジネス 企業動向
薄型トルクダイオードは自動車シートリフタのレバーに使用される
薄型トルクダイオードは自動車シートリフタのレバーに使用される 全 2 枚 拡大写真

NTNとシロキ工業は、自動車シートリフタ(座面昇降機構)用「薄型トルクダイオード」を共同開発した。従来品より薄型、高強度とすることでシート骨格の簡素化、軽量化に貢献する。

薄型トルクダイオード

トルクダイオードを使った自動車シートリフタは、ドアとシートの間に配置したレバーの操作でシート座面を上下させるため、ダイヤル式シートリフタと比べて小さな力で操作が可能なことなどのメリットが評価され現在の国内シートリフタの主流となっている。

今回開発した薄型トルクダイオードは、構成部品設計の改良で薄型化。これによってドアとシートリフタレバー間の空間が広がり、自動車シートのレバー配置などデザイン性が向上した。また、構成部品の強度をアップし、シートを特定ポジションに保持する力を向上、トルクダイオードで乗員の体重をより多く保持することが可能となったことから荷重伝達機構が簡素化でき、シートの軽量化が可能となった。

自動車の燃費向上のため、部品の軽量化が求められており、特に重量物の1つであるシートの軽量化は大きな課題だった。

NTNは、薄型トルクダイオードはこうしたニーズに対応していることから次世代のシートリフタ用として市場展開を積極的に進める。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. 「軽トラもここまで進化したか」スズキ『キャリイ』のデザインが大胆進化!「めっちゃスタイリッシュ」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る