RX-8 水素ロータリー車がルマンに登場

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RX-8 ハイドロジェンRE
RX-8 ハイドロジェンRE 全 6 枚 拡大写真

6月12日、ルマン24時間耐久レースのスタート直前に行われる新エネルギー車のデモ走行イベントに、マツダの水素ロータリーエンジン車『RX-8ハイドロジェンRE』が参加することが明らかになった。同イベントに参加する国産メーカーはマツダのみ。

ルマン24時間耐久レースは1923年の第1回大会以来、自動車開発における実証試験場として活用されてきた。石油問題や環境意識の高まりとともに、自動車業界においても燃料改革が叫ばれており、それはレース界においても例外ではない。ACO(フランス西部自動車クラブ)とルマン24時間レースでは、世界の先進技術をテストする最高の舞台を用意するという義務感から、第78回ルマン24時間レースのスタート直前に、自動車メーカー10社による新エネルギー車のデモ走行イベントを開催する。

同イベントに参加するのはマツダRX-8ハイドロジェンREのほか、ポルシェ『911GT3Rハイブリッド』、アウディ『eトロン』、プジョー『RCZハイブリッド4』、フェラーリ『599XX HPDC EV』、テスラEV、BMW水素エンジン車、VW『シロッコ』天然ガス仕様、SECMA「F16 EV」、ANDROS EVの10台。

決勝当日の6月12日12時10分よりデモ走行がスタート。各車は、著名ドライバー達のドライブにより全長1万3629mのサルトサーキットを2周した後、翌日までパドックに展示される。RX-8ハイドロジェンREのドライバーは、長年にわたりルマンに参戦してきた、現オートエクゼ社長の寺田陽次郎氏。

ACOは2011年の新レギュレーションで、より小型・軽量でCO2排出量の少ないエンジンに備えている。既に、911GT3Rハイブリッドや、ディーゼルハイブリッドのRCZハイブリッド4、天然ガス仕様のシロッコなどはニュルブルクリンク24時間レースなどで実戦投入されている。EVやハイブリッド、燃料電池車など、クリーンなレーシングカーがルマンのトップ争いを繰り広げる日も近いのかもしれない。

《宮崎壮人》

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