スズキへの追加出資に表れるVWの支配欲

自動車 ビジネス 企業動向
12月16日の提携発表記者会見
12月16日の提携発表記者会見 全 1 枚 拡大写真

独フォルクスワーゲン(VW)は、スズキに対する2度目の出資で19.89%の出資比率を維持する。スズキへの支配力を常に維持したい意思の表れだ。

転換社債の償還日が到来したことにともない、VWのスズキに対する出資比率は提携当初の19.89%から3月末時点で19.37%に下がっていた。低下幅はわずか0.52ポイントで19%は超えているが、VWは即座に追加出資を申し入れ、当初の出資比率を維持する。VWは2009年12月の提携当初の2200億円に続き新たに64億円をスズキに出資することになる。

スズキによると「VWから要請があり、提携当初の契約に従って出資比率を戻すために第三者割り当てを行う」と言い、自社の資金調達が目的ではないとしている。両社の提携は出資比率が下がった場合は、提携当初の19.89%まで戻すことができるという契約条項になっている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「このまま出て欲しい」「かっこいい!」既成概念を壊す、次世代トヨタ『カローラ』の姿に注目集まる
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  4. ゴードンマレーの新型スーパーカー『S1 LM』、新車オークション史上最高額で落札…約32億円
  5. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る