【新聞ウォッチ】間もなく「菅首相」誕生、円安誘導に期待感

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年6月4日付

●菅代表選出の公算、民主きょう代表選、午後に新首相指名(読売・1面)

●民主支持回復29%、本社緊急世論調査(読売・1面)

●5月、米の車販売19%増、GM、フォード伸びトヨタ鈍る(読売・8面)

●ホンダ中国4工場きょう再開(読売・8面)

●首相退陣一転円安、「後継」菅氏の志向意識(朝日・13面)

●三菱商事、リチウム採掘検討、EV電池用、アルゼンチンで(朝日・13面)

●高速3社長交代、会長職も廃止へ、脱天下りへ国交省方針(朝日・38面)

●日航、株主優待を廃止(毎日・4面)

●スズキがVWに366万株増資実施(毎日・8面)

●日産・ルノー連合名乗り、韓国双竜買収計7社で入札へ(毎日・9面)

●運転免許証に臓器提供の意思(産経・23面)

●光岡自動車、輝く白大蛇20台限定発売(東京・8面)

●準高級車ブランド「マーキュリー」フォードが廃止(東京・8面)

●働く若者、10年で200万人減15 - 24歳、少子化・高学歴化が背景(日経・1面)

●三洋の太陽電池一部を外部調達(日経・1面)

●富士重、北米が最高益、今期営業販売好調で4割増(日経・13面)

ひとくちコメント

鳩山由紀夫首相の辞任表明を受け、民主党はきょう4日午前、国会内で両院議員総会を開き、新たな代表を選出する。午後には衆参両院で首相指名選挙を行う。

代表選への立候補を表明したのは菅直人副総理・財務相と樽床伸二衆院環境委員長の二人だが、最大勢力の小沢幹事長支持グループが自主投票の方針を決めたことで、菅氏が新代表に選出され、新首相に就任する公算が大きい。

きょうの各紙1面トップも「菅代表選出の公算」(読売、産経)をはじめ、朝日は「菅首相誕生へ」、毎日も「菅内閣きょう発足」、日経も「『菅首相』強まる」など、「菅氏優位動かず」(東京)が大勢で、サプライズは期待薄のようだ。

その菅氏だが、3日の代表出馬会見では、経済政策について、「小泉・竹中時代にデフレ政策をどんどんやり、企業でリストラが進んだ」としながら、日産自動車のカルロス・ゴーン社長の改革を例に取り上げて「会社は成績がよくなるかもしれないが、リストラされた社員は苦しんでいる」と批判。「私は雇用、仕事を生み出し、そこから成長する」と強調した。

「円安論者」とされる菅政権の誕生で自動車などの輸出関連企業に対する業績悪化が和らぎ、企業の輸出採算の改善に期待感も出ている。

「表紙の顔がすり替えられるだけ」という批判の声もあるが、新首相は1年足らずで退陣に追い込まれるようなみじめな姿だけは見せてほしくない。

《福田俊之》

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