ブリヂストンの高純度ファインセラミックス部材が表彰

自動車 ビジネス 企業動向
ピュアベータの原料となるSiC粉体
ピュアベータの原料となるSiC粉体 全 3 枚 拡大写真

ブリヂストンは9日、独自開発した高純度ファインセラミックス部材「ピュアベータ」が、日立環境財団と日刊工業新聞社が主催する第37回環境賞の優秀賞を受賞したと発表した。表彰式が同日行なわれた。

[写真:製品群と表彰式]

環境賞は、環境への負荷が少なく持続的発展が可能な研究・開発・調査で、画期的な成果を上げるか、その成果が期待される個人・企業・団体を表彰するもの。同社の製品が環境賞を受賞したのは今回が初めて。

高純度ファインセラミックス部材は、SiC(炭化ケイ素)で構成する焼結体で、純度が高く、耐食性も高く、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つ。1000度以上の高温にも耐久性がある部材で、半導体製造プロセスでの各種製造装置の部品として、多くの半導体製造装置メーカーやデバイスメーカーに供給している。

この高純度ファインセラミックス部材は、これまで使用されている石英やシリコンが使い捨てだったのに対して、洗浄して繰り返し使用できる。省資源化による環境貢献度が高く、半導体製造プロセスのコスト削減にも寄与することが評価され、今回の受賞に結び付いた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』が発売前に完売!? 人気の理由は「コスパ」にあり
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る