三菱樹脂と児玉化学が提携内容で合意---自動車部品など開発

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三菱樹脂は10日、自動車部品や住宅設備部品などの成形品を製造する持分法適用会社の児玉化学工業と、すでに締結していた包括業務提携での具体的な内容で合意したと発表した。

競争激化や原材料価格の高騰などで事業を取り巻く環境が厳しい中、両社は、シナジーを追及するため、昨年9月に包括業務提携を締結し、その後、具体的な内容や条件を交渉してきた。

両社は今回それぞれの国内外関係会社を含む生産拠点がラップしておらず、相互に補完的であることから、生産委託や土地・建物の貸与、相手方製品のマーケティングや販売、共同購買の業務委託などを通して事業運営の効率化を図る。

また、児玉化学が持つ自動車部品分野、住宅設備分野向けプレス成形、真空成形、射出成形に関する技術と三菱樹脂が保有する家電事業分野での射出成形に関わる技術や素材から製品設計までの総合力を相互活用する。住宅設備、自動車部品、家電などの各市場分野で共同新製品を開発したり、マーケティングを共同で展開する。

両社はそれぞれの拠点活用と技術提携で、2010年度以降、4~5年を目処に、両社合計で年間80億円程度の増収効果を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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