フェラーリ会長、「V6エンジン開発を検討中」

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ディーノ(写真は246GT)
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フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は英国メディアの取材に応じ、「市販車用のV6エンジンを開発するかどうか、検討している」と明かした。

厳しさを増す米国の燃費規制や、欧州のCO2排出量規制への対応は、スーパーカーメーカーのフェラーリにとっても避けられないテーマ。そのひとつの回答が、すでに開発に着手したV12ハイブリッドとダウンサイジングユニットの直噴V8ツインターボだ。

ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は今回、次なる環境対応プランを明かした。それがV型6気筒エンジンだ。モンテゼーモロ会長は今回、英国メディアの取材に対し、「V6エンジンを開発するかどうか、検討中」と語った。

フェラーリのV6モデルといえば、1968年に発表された『ディーノ206GT』が思い出される。車名のディーノとは、24歳にして亡くなったエンツォ・フェラーリ氏の長男、アルフレード氏の愛称にちなんだネーミングである。

ディーノ206GTは、フェラーリ初のミッドシップモデル。1987ccのV6ユニット(180ps)を、日本では5ナンバー枠に収まるコンパクトなアルミ製ボディに搭載していた。900kgの軽量ボディを生かして、最高速は235km/hを誇り、スモールフェラーリの傑作といわれるモデルだ。

実現すれば、まさに「ディーノの再来」となるわけだが、モンテゼーモロ会長はこう付け加えている。「V6がフェラーリブランドに相応しいのか、その点を慎重に見極める必要がある」と。

いずれにせよ、フェラーリがV6エンジンを検討しているのは事実。実車に搭載されるとしても、『458イタリア』の後継車が登場する2010年代後半となりそうだ。

《森脇稔》

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