千葉県警は9日、今月4日に千葉県成田市内の市道で発生した死亡ひき逃げ事件の容疑者として、同市内に在住する21歳の女を自動車運転過失致死など容疑で逮捕した。調べに対して女は容疑を否認している。
千葉県警・成田署によると、問題の事故は2010年6月4日午前8時55分ごろ発生している。成田市本三里塚付近の市道で、路肩を歩いていたとみられる86歳の女性が進行してきた乗用車にはねられた。
女性は骨盤などを骨折したことが原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。
目撃証言から車種を特定。周辺での車当たり捜査を進めた結果、同市内に在住する女が所有するクルマに残されていた傷と、被害者が事故当日に使っていた手押し車に残されていた接触痕が一致。この女を容疑者と断定し、9日に逮捕している。
現場は片側1車線。調べに対して女は「友人宅へ行った帰りに現場付近を通っているが、事故を起こしたかどうかよくわからない」などと供述しているようだ。