上海GM、環境対応車開発プラン公表…HVやEV市販へ

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GMの中国合弁、上海GMは11日、2011~2015年の5年間の環境対応車の開発計画を明らかにした。動力性能を14%引き上げながら、燃費を15%改善するのが目標だ。

この計画は「ドライブ・トゥ・グリーン」と呼ばれ、2008年1月に最初のプランを公表。今回の計画は、その第2段階に当たる。

ハイブリッドやEVに関しては、2015年までに中国市場に複数のモデルを投入する計画。まず年内に、シボレー『セイル』をベースにしたEVプロトタイプを公開する予定だ。さらに2011年には、ビュイック『ラクロス』にハイブリッドを設定。GMによると、ガソリン車に対して、20%燃費を高めるという。プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』も発売する。

パワートレーンに関しては、2015年にかけて12の新エンジンを投入。1.5リットル直列4気筒VVTや1.4リットル直列4気筒ターボなど、小排気量エンジンが主流となる。将来的に、上海GMの販売台数の95%を、排気量1.4~2.5リットルとする方針。これにより、動力性能の14%向上と、燃費の15%改善を両立させる。

上海GMは2008~2009年にかけて、総額11億ドル(約1010億円)をパワートレーン関連の研究開発へ投資。その成果によって、10の新エンジンと2種類のハイブリッドシステムを実用化し、25車種に搭載してきた。上海GMは「ドライブ・トゥ・グリーン」を第2段階へ進め、中国トップシェアのフォルクスワーゲンを追撃する。

《森脇稔》

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