写真流出か メルセデスベンツ CL 未発表

自動車 ニューモデル 新型車
CLクラスのマイナーチェンジ車
CLクラスのマイナーチェンジ車 全 3 枚 拡大写真

メルセデスベンツが、ドイツ本国のウェブサイトにアップした2点の『CLクラス』の写真。未発表のマイナーチェンジ車の写真を、誤って掲載したのではないかと話題になっている。

画像3枚:新CLのリーク写真と現行CL

CLクラスは、『Sクラス』と基本メカニズムを共用するメルセデスのフラッグシップクーペだ。問題の写真は、AMGと標準仕様の2カット。現行CLに対して、バンパーやドアミラーのデザインが変更され、ヘッドランプにはLEDが組み込まれているのも確認できる。ちなみに現在、ウェブサイトにこの写真はアップされていない。

新しいCLはメルセデスベンツにとって、大きな意義を持つモデルとなる。それは、新世代のV8&V6ユニットを搭載する第1号車となるからだ。

新V型8気筒ガソリンエンジンは、現行の5.5リットルの後継機種として開発。排気量は4663ccと、従来よりも798ccダウンサイジングしながら、 2個のターボチャージャーを追加することで、最大出力435ps/6500rpm、最大トルク71.4kgm/1800 - 3500rpmを発生する。このスペックは現行5.5リットル比で、最大出力は約12%、最大トルクは約32%も力強い。

その一方、スプレーガイド方式やピエゾインジェクターを採用した3世代目の直噴システム、マルチスパークイグニッション、アイドリングストップ、オンデマンド制御のオイルポンプなどを導入。欧州複合モード燃費は10.53km/リットル、CO2排出量は224g/kmと、約22%改善した。

同様に、新V型6気筒ガソリンエンジンは、現行3.5リットルの後継ユニット。3499ccの排気量から、最大出力306ps/6500rpm、最大トルク37.5kgm/3500〜52500rpmを引き出す。現行3.5リットル比で、パワーは13%、トルクは5%アップ。欧州複合モード燃費は13.16km/リットル、CO2排出量は177g/kmで、現行比で最大24%改善されている。

この新しいCL、9月30日に開幕するパリモーターショーで発表される見込み。今回の写真が意図的なリークなのか、それとも単なるミスなのかは、明らかになっていない。

《森脇稔》

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