[次世代自動車産業展10]TakayanagiのアルミフレームEVミニカー

エコカー EV
TakayanagiのアルミフレームEVミニカー
TakayanagiのアルミフレームEVミニカー 全 5 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで6月16日から18日まで開催されている「次世代自動車産業展2010」において、静岡県浜松市の株式会社Takayanagiは、原付一種規格のミニカーEV(電気自動車)『ミルイラ』の新型シャシーを出展している。

Takayanagi代表取締役の高柳力也氏によると、今回のシャシーはミルイラとしては4台目になるという。

「旧型をベースにフレームを鉄からアルミに変更したことが最大の特徴で、車両重量は350kgと20kgの軽量化を実現しました。カーボン製ケースの薄型モーター、モーターを直接装着できるデフケースも新設計です。アルミ製としたことで性能面はもちろん、趣味性も高まったのではないかと思っています」

バッテリーは入手しやすくコストを抑えられることから、前作に続き鉛電池6個を使用している。旧型のデータによれば、最高速度は60km/h、航続距離は25kmとなっている。

Takayanagiは浜松市を拠点に活動を続けるEV研究開発のNPO法人、HSVP(浜松スモーレストビークルシステムプロジェクト)の会員でもある。ミルイラは遠州地方の方言で「幼いでしょう」という意味の言葉で、クラシックタイプのデザインが特徴となっている。

HSVPは完成車の製造販売は行わず、プラットフォームの設計を公開し、ボディについてはNPO会員が独自に製作するという“オープンソース”構想を掲げている。高柳氏によれば、今回の新型シャシーがほぼ完成型とのことで、今後は2011年のプラットフォーム提供へ向けて熟成を重ねていくという。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
  5. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る