愛知製鋼、希少金属不要の耐熱ボンド磁粉を開発…自動車用モーター小型化へ

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愛知製鋼は、自動車のユニット系モータ向けネオジム系異方性ボンド磁粉「マグファインMF18P」を開発した。この磁粉は、希少金属であるディスプロシウム(Dy)を添加せずに最高150度の使用環境の耐久性を持ち、自動車用モーターの小型化にも役立つ。

マグファイン磁粉の結晶粒界に均一な非磁性の粒界フィルムを形成すると、保磁力を大幅に向上できることを発見、これまで150度環境での使用に5%程度の添加が必要だったDyを完全に不要とした。

また、マグファインは、モーターを体積比で既存製品と比べて半分程度に小型化できるほか、軽量化、コストダウンも図れる。また、150度耐熱磁粉の開発により、ABSやEPS、燃料ポンプ用など、すべての自動車用ユニット系モーターに応用できる。

5月からサンプル出荷を開始し、2011年春から量産する予定。2012年3月には月産50t生産する計画だ。

《レスポンス編集部》

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