【ケータイナビ '10】動きは軽快、クルクル回転する新感覚の操作性…MapFan for iPhone インプレ後編

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左上の「TV」アイコンをタップするとテレビで紹介されたスポットがフキダシで表示される。
左上の「TV」アイコンをタップするとテレビで紹介されたスポットがフキダシで表示される。 全 10 枚 拡大写真

ルート検索はちょっとした慣れが必要

早速使ってみた。まず目的地の検索だが、メニューには「周辺検索」、「キーワード」、「住所」、「駅」、そして「TVスポット」がある。残念ながら現状では電話番号や郵便番号での検索には対応しておらず、住所も丁、番地の指定ができない。

【画像全10枚】

そのためキーワード検索や周辺検索で出てこない場所を目的地にするときはちょっと苦労することになる。そのかわり、テレビで紹介されたスポットを簡単に検索、目的地設定できるTVスポット機能があるのだが、これについては後述しよう。

目的地を検索したら次はルート検索だ。ここまでの操作、つまり、目的地検索とルート検索はサーバー側で行うので、通信圏内でなければ操作できない。しかし、ルート検索後は通信は不要となり、通信圏外でもナビゲーションができる。ちなみに、インクリメントPはパイオニアの『AirNavi』の地図データを提供しているのだが、地図データは端末、ルート検索はサーバーというシステムはAirNaviと同じ考えだ。地図の雰囲気も共にCADソフトで描いた線画のようなイメージで共通している。

ナビゲーション中の画面は右側にコマ図が、下側にレーン情報や交差点の拡大図が表示される。また、目的地の方向と距離を矢印で表示させるというユニークな機能もある。

ナビゲーション中に限ったことではないが、MapFan for iPhoneは地図ソフトとしての操作性が優れており、使い心地がいい。例えば指2本で地図を少し回転させると円弧状の矢印が表示され、この状態では指1本で地図をクルクルと回転させられる。今までになかった快適な操作感だ。また、通常のスクロールも非常に素早い。

ナビゲーション中に前方のルートを確認したり周囲の道路を見たいときに、この地図の操作感が非常に活きる。横画面やハイウエイモードが無いなどナビゲーション時の機能が豊富とは言えないMapFan for iPhoneだが、快適な地図操作がその弱点を補ってくれる。

◆ユニークなTVスポット機能に注目

MapFan for iPhoneで地図を表示し、左上の「TV」アイコンをタップするとフキダシがいくつも表示される。これがTVスポット機能で、フキダシの一つ一つが、テレビで放送されたスポットだ。フキダシをタップすれば詳細情報が表示され、目的地に設定することもできる。

TVスポット機能は目的地検索のメニューにも組み込まれており、キーワードによる検索が可能。例えば「夜景」で検索すればテレビで夜景スポットとして放送された場所が見つかる。検索は全国から行われるが、住所で絞り込んで近隣のスポットを探すことも可能だ。また、番組名や放送年月で絞り込むこともできる

テレビで放送されたスポットはわずか半日から1日で検索可能となるので、テレビを見て次の休日にその場所にドライブ、といった使い方にも対応できる。ただし、検索データとして登録されるのは関東主要テレビ局で放送された番組のみ。また、検索データは過去1年分で、それより古いデータは削除される。

このTVスポット機能、実際に使ってみるとかなり楽しい。自宅のすぐ近くにテレビで紹介されたスポットがあって驚くこともあるし、ドライブの途中で美味しいお店を見つけるのにも役立つ。

全体としてMapFan for iPhoneはナビソフトというよりナビ機能付きの地図ソフトに近く、また実用性よりも娯楽性、楽しさを追求している印象を受ける。行きたい場所が決まっていて、そこへより正確にナビゲーションして欲しいという用途ならPNDなどのナビ専用機には勝てない。検索機能がやや貧弱だし渋滞情報への対応も無いからだ。しかし、休日のドライブ計画を建てたいとか、面白いスポットを見つけたいという用途ならどんなナビよりも楽しめるだろう。

《山田正昭》

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