【ケータイナビガイド '10】経路検索ツールとしてリーズナブルに使える…NAVITIME for iPhone インプレ

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iPhoneで久々の“復活”

ケータイナビではトップクラスの人気と実力を誇る『NAVITIME』。2年ほど前に専用ソフトを開発していち早くiPhoneに参入しているが、4月、そのアプリを全面的にリニューアルした。残念ながらカーナビとしてリアルタイムナビゲーションをさせることはできないが、それでも注目に値するアプリだ。

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本アプリは無料で配布されており、インストールすれば経路検索や地図検索ができる。トータルナビや音声案内などの全機能を利用するには、パソコン向けのサービスである「NAVITIME PCコース」に加入する必要があり、その料金は月額315円だ。

機能としては出発地から目的地までの徒歩、乗り換えを案内するトータルナビがメインだ。また、トータルナビでの徒歩ナビ中に音声案内があることが大きな特徴になっている。カーナビについては経路検索のみ対応となっており、リアルタイムナビゲーションはできない。つまり、目的地までのルートを検索し、そのルートを地図上に表示できるが、その先の機能がないのだ。

◆ケータイ版と同様に快適なトータルナビ

ではトータルナビを試してみよう。まず目的地を検索する。検索メニューは周辺スポット、住所、カテゴリなど。電話番号が無いのは残念だが、住所は丁、番地レベルまでサポートする。カテゴリ検索では、グルメ情報やタウン情報を得意とするNAVITIMEらしく、「遊ぶ/趣味」、「お買い物」、「グルメ/お酒」などのジャンルが充実している。

続いて経路検索だが、出発、到着の時刻を指定できるのはもちろん、始発、終電を利用するパターンも簡単に検索できる。また、出発地と目的地を入れ替えるボタンがあるので、帰りの経路検索も簡単だ。

あとはナビゲーションさせるだけだが、注目なのは新しく搭載された徒歩ナビの音声案内。実際に使ってみたが、とても完成度が高い。ケータイで徒歩ナビをすると出発時に方角が分からず困ることがあるが、iPhoneでは最初から方角がわかる。場所を移動しないと方角を検出できないGPSの弱点を、iPhoneのコンパス機能が補っているからだ。

音声については、カーナビと全く同じものと考えていいだろう。徒歩ナビに音声が必要か、という疑問はあるが、画面から目を放していても曲がるところを行き過ぎてしまう心配がないのはたしかに便利だ。ただスピーカーから音声を聞くのはちょっと恥ずかしいので、イヤホンが必須といえる。

◆カーナビとしては使えないが

カーナビ機能はないが、徒歩ナビは音声案内付きの本ソフト。誰もが考えるのは徒歩ナビをカーナビとして使えないかということだろう。実際にやってみのだが、結果としては残念ながら使えなかった。測位やロードマッチングのアルゴリズムが違うのか、走りだすと現在位置を全く捕捉できなくなってしまうのだ。また、経路検索で徒歩ナビは有料道路を通らないので、その面でもカーナビとして使うには無理がある。

カーナビとしては利用できないが、経路検索ツールとしては活用できる。有料道路を使うかどうかも設定可能で、検索したルートを地図に表示することもできるし、さらに渋滞考慮機能まで備えている。つまり、リアルタイムナビゲーションができない事を除けばカーナビとしての機能は揃っているのだ。

こういったことから、ドライブ計画を立てたり、目的地までのルートや所要時間、有料道路の料金を調べるといった用途なら、NAVITIME for iPhoneは全く問題なく使える。

ナビゲーションについても、地図にルートが表示されるから助手席の人がiPhoneを操作して運転手に指示する方法なら、十分に実用的だ。少なくとも、紙の地図を見ながら運転するよりは便利だろう。

しかもアプリ単体は無料。NAVITIME PCコースの月額料金315円で利用できる手軽さも魅力だ。

《山田正昭》

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