【新聞ウォッチ】日産株主総会、ゴーン社長8.9億円報酬で消えた リーフ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2010年6月24日付

●参院選きょう公示 消費税など争点(読売・1面)

●「アイ・ ミーブ(i-MiEV)」200万円に(読売・8面)

●業界選挙足並み乱れ、トラック協 民主と溝深まる(朝日・2面)

●広がる高額報酬、ゴーン社長8.9億円、世界持ち出し「妥当」(朝日・14面)

●トヨタが社員に「心構え」を配布、やっていることはすべて正しいと思っていませんか(毎日・7面)

●「高速無料化で10億円弱減収」JR東、今年度(毎日・7面)

●工場スト混乱続く中国、ホンダ、停止・再開繰り返す(産経・10面)

●快速&快適、新型スカイライナー試乗会(東京・1面)

●ホンダ、ハイブリッド車150万円で、今秋発売、低価格競争激しく(日経・1面)

●電気自動車、出力で区分、国交省、細分化検討、ハイブリッドも(日経・3面)

●自動車の燃費新基準を検討、1年後めど結論(日経・5面)

●佐川、大型物流拠点4割増、検品・梱包まで一括受託(日経・9面)

●マツダ工場11人死傷、歩道へ蛇行繰り返す、敷地内を9キロ暴走(日経・43面)

ひとくちコメント

案の定、日産自動車の株主総会は、役員の報酬額に強い関心が集まった。無理もない。2010年3月期にカルロス・ゴーン社長に支払った役員報酬は約8億9000万円で、これまで判明した上場企業の経営者で最高額となるからだ。しかも、日産はゴーン社長のほか、志賀俊之CEOら5人の役員も「1億円プレーヤー」である。

23日の夕刊報道に続いて、きょうも朝日が「広がる高額報酬」とのタイトルで「報酬も『世界基準』が広がってきた。ただ、経営者に『1億円プレーヤー』としての実力があるのか、不満を抱く株主も目立つ。現場の働き手の給与は伸び悩んでおり、『社内格差』は広がる一方だ」と報じている。

また、ゴーン社長は高額報酬について、「日産はグローバル企業であり、優秀な人材獲得で他社と競争している」などと理由を説明したことから、東京は「日産はグローバル」という見出しで株主の賛否の意見を中心にレポート。株主からは「報酬の一部を出すだけで何十人もの雇用を増やすことができる」という批判的な意見が出た一方で「ゴーン社長の功績を考えれば、適切な額だ」という声も聞かれたなどと、紹介している。

日産の株主総会では、事業報告の中で米アップル社のスティーブ・ジョブズCEO)がアイフォーンの発表会で、『リーフ』を取り上げるビデオを放映したり、ステージにもリーフの試作モデルを展示するなどして、株主に強くアピールした。

株主からも「もっとバッテリーの価格は安くならないのか」「充電器の性能は向上するのか」などの質問も相次いだが、総会関連のニュースでは高額報酬ばかりに話題が集中し、リーフの情報を取り上げた紙面はなく、広報戦略も思惑どおりには行かなかったようだ。

《福田俊之》

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