【スバル インプレッサ XV】NAモデルの魅力を引き出す

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インプレッサXV
インプレッサXV 全 12 枚 拡大写真

富士重工業は24日、スバル『インプレッサ』を一部改良、新たにクロスオーバーモデル「XV」をラインナップに追加した。搭載エンジンは1.5リットルと2.0リットルの自然吸気(NA)エンジンのみ。これには、現在インプレッサの再量販グレードであるNAのブランド力を更に強化するねらいがあるという。

「スバル」で「インプレッサ」と言えば「ターボエンジン」を思い浮かべるクルマファンは多いだろう。しかし今年3月の販売実績を例に見てみると、現行インプレッサ(WRX STIを除く)のうち5ドア・1.5リットルNAが72.6%、2.0リットルNAを含めると81.7%と大多数を占めていることがわかる(前年同月も両エンジンで76.3%を占める)。いっぽう2.0リットルターボはわずか6.1%と、今やNAモデルはインプレッサの販売を牽引する基幹グレードとなっているのだ。ちなみにWRX STIの販売台数はインプレッサ全体の約10%。

インプレッサは『レガシィ』に継ぐ同社の主力モデル。ハッチバックの使い勝手の良さやカジュアルなスタイル、149万1000円からという価格設定などから、比較的若い世代や女性に人気があるのだという。これらのターゲットに対して、「NAモデルならではの魅力を更にアピールする」ため、新たな付加価値を提案するモデルとして開発されたのが「XV」だ。

プロジェクトゼネラルマネージャーの臺(だい)卓治氏は、XV開発の動機について、「グローバル規模で見ても、5ドアハッチ+NAの組合わせは非常に人気のあるセグメント。クルマ離れが叫ばれている若い層にも訴求力がある。NAの持つ若々しさを喚起して、『NAといったらこのクルマだよね』と言ってもらえるようなクルマを作りたかったんです」と語る。

「そこで、スバルブランドとの親和性が高く、これからの時代性を象徴するものでもあるクロスオーバーテイストを取り入れ、実用性とカジュアル性を追求しました。そして見た目だけではなく、足回りに専用のチューニングを施すことで、NAならではの良さを際だたせるクルマに仕上げています。XVでNAモデルの魅力をより多くの人に味わってもらいたいですね」(同氏)

《宮崎壮人》

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