今年3月、スウェーデンのボルボを傘下に収めた中国の吉利汽車(ジーリー)。その吉利が、ボルボの中国セールスを年間15万台へ引き上げ、世界最大のボルボ販売市場にする構想を描いているという。
これは25日、中国のメディアが報じたもの。報道によると、吉利は2015年までに、ボルボの中国での年間販売台数を15万台へ引き上げ、現在ボルボにとって世界第4番目の市場の中国を、ナンバーワンにする計画とのことだ。
そのために、吉利は積極的なニューモデル投入に打って出る。年内には『XC60』を中国へ導入。さらに欧米で発表されたばかりの新型『S60』を、2011年にはリリースする方針だ。現在販売中の『S40』と『S80』に追加する形で、ラインナップの強化が図られる。
ボルボの今年1〜5月中国販売は、前年同期比108%増と伸びているとはいえ、年間15万台という数字は野心的なもの。果たして吉利は2015年、この目標を達成できるだろうか。