高速道路のパーキングエリア(=PA)を、敷地ごとテーマパーク化した「テーマPA」がお目見えする。30日午前11時に、関越自動車道寄居PA上り線(埼玉県深谷市)にオープンする。
PA全体がフランスの作家サン・テグジェペリが書いた『星の王子様』の世界観で統一され、サン・テグジェペリにゆかりのある南仏プロバンスの雰囲気を醸し出す。
コンセプトは「星の王子さま」の「癒し」。レンガ壁の建物、散策の小道、ローズガーデンのほか、本線へのアプローチまで、PAの敷地すべてを使って「星の王子さま」を彷彿させる今までになかった新しいPAだ。愛称も「寄居 星の王子様PA」と、徹底している。
東日本高速が建設し、星の王子さまの版権を持つ「セラム」(港区・鳥居明希子社長)が運営する。
高速道路の民営化後、サービスエリアやパーキングエリアの商業施設をリニューアルして新たな顧客開拓に乗り出す例はあるが、テーマPAのように施設全体を統一した休憩施設は日本初だ。