【VW ポロ 1.2TSI 試乗】1.4は余計だったと思わせる完成度…西川淳

試乗記 輸入車
ポロ 1.2TSI
ポロ 1.2TSI 全 5 枚 拡大写真
よくできましたと評判の新型『ポロ』。そこをぐっと堪えて1.2シングルターボTSIを待っていた人には朗報だが、我慢し切れずに買ってしまった6000人の現オーナーさんには申し訳ないニュースになるかも・・・。ポロ、いよいよ本命上陸!

最初のポロ1.4で不満だったのが、タウンユースにおける7速DSGとのマッチンングの悪さ。妙にすかすかの乗り味で、それが硬めの足回りと相互作用し、街乗りでの乗り心地の悪さを“演出”していたからだ。

速度を上げてからのクルマ造りのしたたかさは、なるほど『ゴルフ』級で、国産Bセグメントなどの及ぶところでは全くなかったわけだが…。

というわけで、今回の新エンジン搭載に関してボクが確かめたかったことはただひとつ、街中での乗り心地だった。トルクが大幅アップした新エンジンのおかげか7速DSGとの相性もよく(と、これは既にゴルフ1.2で確認済みだったけれど)、さらにゴルフよりも適正なサイズ&車重とのバランス感覚と相まって、まったくもって1.4は余計だったと思わせるほどの高い完成度を誇っていた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

西川淳|自動車ライター/編集者
産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰して自動車を眺めることを理想とする。高額車、スポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域が得意。中古車事情にも通じる。永遠のスーパーカー少年。自動車における趣味と実用の建設的な分離と両立が最近のテーマ。精密機械工学部出身。

《西川淳》

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