【グッドウッド10】最大出力3500ps!! 驚異のクラシックMini

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3500psカミンズエンジンを積んだMini。積んだだけで駆動するわけではない。よく見ると自立もしていない。来年は実走してほしい
3500psカミンズエンジンを積んだMini。積んだだけで駆動するわけではない。よく見ると自立もしていない。来年は実走してほしい 全 1 枚 拡大写真

1日、英国で開幕する「2010グッドウッドフェスティバルオブスピード」。最大出力3500psというモンスター『Mini』が披露される。

このクラシックMiniを製作したのは、米国のディーゼルエンジンメーカー、カミンズ(Cummins)社。同社は1919年創業の老舗で、もともと農業用エンジンの製造から出発した。

1950年代に入ると、同社のディーゼルエンジンが、米国の主要トラックメーカーに採用。カミンズ社は業績を大きく伸ばし、海外にも進出した。現在、独立したディーゼルエンジンメーカーとしては、世界最大規模に成長している。

そんなカミンズ社のディーゼルエンジンをPRする目的で製作されたのが、写真のMini。ピックアップトラック風のリムジンに改造され、その荷台には、同社の「QSK78」型ディーゼルが搭載された。

英国製のこのエンジンは、カミンズ社最大のユニットで、もともと積載量360tという超大型ダンプ用に開発されたもの。エンジン単体重量は11tを超え、長さは3.3mという巨大さだ。

V型18気筒ユニットは78リットルの排気量を備え、12のターボチャージャーで過給。最大出力3500ps、最大トルク1428kgmを引き出す。ちなみに、オリジナルMiniは、わずか80psを発生するに過ぎない。

カミンズ社の広報担当、スティーブ・ネンディック氏は、「当社の巨大なエンジンを、小さなMiniに搭載する最適の方法がこれです。グッドウッドの観衆に、我々の可能性を示したいと思います」とアピールしている。

《森脇稔》

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