[BASFカラートレンド予測]Be Edgy 個性的であれ

自動車 ビジネス 国内マーケット
自動車カラートレンド予測 小テーマ:Be Edgy
自動車カラートレンド予測 小テーマ:Be Edgy 全 5 枚 拡大写真

BASFコーティングスジャパンはアジア・パシフィック地域の2010年最新カラートレンド予測を発表した。これは2〜3年後の自動車を中心とした幅広い工業製品に共通するトレンドであるという。

[写真6点]

毎年発表しているこのカラートレンド予測の2010年のテーマは動詞の“Be”である。これは、景気低迷の中ではあるが、徐々に生活者は前向きに動き始めており、そのことから動詞の“Be”の意味、〜であれという意味を込めているという。その大きなテーマを軸に4つの小テーマを設け、全て“Be”という動詞を付けて、“Be Sympathetic”、“Be Eternal”、“Be Passionate”、“Be Edgy”とした。

最後のテーマである“Be Edgy”は「尖ったような個性的、個性を表現しましょうということで、個性的であれという意訳にしています」と、カラーデザインセンターアジア・パシフィックグループマネージャーチーフデザイナーの松原千春さんはいう。

「通常だと少し行き過ぎた感じや、いままであり得なかった、少し非常識だったり、あるいはタブーだったりした価値観を、それらを否定するのではなく、自分が良いと思えば自己表現に使っていこう、という意味を込めています」

「少しネガティブな印象の“無秩序”や、“自己の開放”といった意味も含めてこのテーマにしています」

具体的には、「視覚的に一体感、重量感を感じるようなカラー。また、不思議な魅力を感じるようなカラー、何ともいえない、表現できないような魅力が、目で見たときにあるような塗料を目指しました」という。

提案の中には、グレーや、あずきっぽい色などをソリッドにして少し汚したように仕上げた色があり、「こういったカラーや見え方が若い男性にはカッコいいと感じるのではないかなと思います」。

また、「カッパー系の色の革のお財布があったりします。そんな革のように見える塗料がどうにかして出来ないかと。オレンジだがそんなに鮮やかではない、そう濁ってもいないという革の風合いを、目で感じてもらえるように作りました」と、新しい価値観を提案した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  5. テスラ専用「破壊不可能」ホイール、18インチサイズを追加…米アンプラグド・パフォーマンス
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る