日産自動車は6日、今月に発売する新型『マーチ』で最も燃費性能が良いタイプは、10・15モード測定で1リットル当たり26kmになると発表した。
次期マーチで最高の燃費性能をもつタイプは、新開発の3気筒1.2リットルエンジンとアイドリングストップ装置、さらに副変速機付きのCVT(無段変速機)を組み合わせた。26kmの燃費性能はハイブリッドを除く登録乗用車では国内最高となる。
3気筒エンジンは従来の同クラス4気筒エンジンに比べ、摩擦抵抗を約20%低減するなどで燃費向上につなげた。
パワートレイン開発を担当する西村周一執行役員は「エンジンのエネルギーロス低減の徹底追求など、リアルワールドで実効性のある取り組みを進め、CO2の更なる削減につなげたい」と強調した。